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複数動線のススメ (家づくりの極意ポイント:プランニング編)


 家のプランニングでは、様々なことを考えなければなりません。誰もが最初に思い浮かべるのが、間取り、すなわち、部屋の配置です。そして、これと同じぐらいに重要なものが動線です。ただし、ほとんどの場合考慮されるのは動線の重なりや、如何に効率的な短い動線にするかというところまでです。しかし、是非ともこれら以外に考慮していただきたいのが、動線の複数化、すなわち、複数動線です。

 これは、ある場所から別の場所に行くための動線が一本ではなく、2本以上存在することを言います。例えば、玄関からトイレまでの動線が、リビング経由だけでなく、廊下からも行けるような状態です。さすがに、階段を2か所用意するすることは一般的には困難ですが、同じフロアー内での場所から場所への動線を複数用意することは、工夫次第で十分実現可能なことです。

 動線が複数あることによって、動線の重なりを回避できることはもちろん、来客時や部屋の使用時などの一つの動線が使えないときの迂回路とすることができます。そして、もう一つ重要なことは防災上の観点です。阪神淡路大震災、東日本大震災など大きな災害になると、倒壊は免れても家は大きな被害を受けることが予想されます。そんな時に問題となるのが家の中での避難経路です。

 家の傾きによる建具の変形で扉が開かなくなることや、家具が倒れて通れないことも考えられます。また、部屋だけでなく廊下においても壁や天井の倒壊で通れないことは十分に起こりえます。こんな時に、複数動線があれば別の動線から非難することが可能となります。そして、迂回路としてだけでなく、状況に応じた最短動線を確保することが可能となります。このような考え方は消防法でも規定されており、一般家庭には適用されていませんが、事業所などでは部屋の場所や用途によっては、必ず2か所以上の出入り口を設けなければならないことがあります。

 廊下を増やすだけでなく、扉を増やすなど少し工夫をすれば複数動線は取り入れることができます。利便性だけでなく、防災上の観点からも複数動線について考えることをお勧めします。


これ以外にも、皆さんに合った様々なアイデアがあります。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。




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