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子供部屋は必要ですか? (家づくりの極意ポイント:住環境編)

 一戸建て、マンションなどの集合住宅を問わず、現在ほとんどの住宅では子供部屋が設けられています。住宅メーカーのモデルプランはもちろん、マンション設計においても、当たり前のようにほぼ自動的に組み込まれており、住宅展示場、モデルルームでもそうです。そして、子供部屋は家を建てる大きな理由の一つにもなっています。

 この背景には様々なものがありますが、社会の欧米化に伴う権利意識の向上や自立意識の向上などによって、子供の成長と自立を促すためにも個室が有効であるというような風潮が生まれました。また、仕事環境、生活習慣の変化によって家族みんなが同じ時間軸にいることが難しくなってきたのも理由の一つといわれています。

 確かに、これらの要因は否定されるものではありません。しかし、今一度考えなおしてみてください、子供部屋という存在について。

 子供が成長し、高校生、大学生、そして、社会人となってくると、確かに個室というものが必要になって理由が増えてきます。また、自立などの精神的な成長を促す意味でも一定の効果は期待できます。しかし、幼稚園や小学校などで個室が必要でしょうか。早くから個室を与える理由として、整理整頓を含めて自分のことは自分でするという教育のために有効だという考え方があります。もちろん、そういった効果はありますが、それらは個室がないと無理なことでしょうか。リビングなどの共有スペースでも十分な可能なことであり、共有スペースであればこそより、周りに迷惑をかけないためにも厳格な自己管理が求められるのではないでしょうか。

 それよりも、特に中学生以下の年齢においては、親子の会話やスキンシップ、一体感といったものが、精神面などのその後の成長の基盤となる意味でより重要なものとなります。子供との会話が少ないという嘆きをよく耳にしますが、学校から帰ってすぐに自室に向かい、食事の時しか顔を合わさない、そして、その食事も必ずしも家族がそろうわけでないという環境で子供との関係を築けるでしょうか。中学生までの間に、明確な親子関係を構築できれば、その後は自然とそれが維持されます。

 特に、中学生以下においては敢えて個室を与えるのではなく、リビングや茶の間、ダイニングなどの共有スペースで勉強もでき、会話できるような環境を家づくりのプランとすることを考えてはいかがでしょうか。
 もちろん、将来的に子供部屋が必要になる時期が来るでしょう。そのためのスペースは、プレイルーム、子供たちと一緒の家族の寝室といった使い方で始めてはどうでしょうか。そして、時期が来れば子供部屋と名称を変えるだけです。

 今一度、ゼロベースで考え直してみてはいかがでしょうか。


これ以外にも、皆さんに合った様々なアイデアがあります。
どうぞ、お気軽にお問い合わせください。




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