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土地選びの方法(土地の選び方)


 土地購入の方法の代表的なものについては、別項の土地購入・入手の方法で述べています。ここでは、それらのよって見つかった候補地の中から土地を選択することについて考えてみたいと思います。

 まず、最初に決めることは、場所(地域)と広さです。仕事の都合、両親など親族の都合、予算、また、最近であれば子供の進学のことなども場所選びの条件として挙げられるでしょう。もちろん、場所選びの基準はこれだけではありません。都会でアーバンライフを楽しみたい、買い物や遊びなど様々な現代的な便利さを優先したいということもあるでしょう。逆に、自然環境に恵まれた中で生活したい、子供を育てたいという方も最近では増えてきています。さらには、寒いところ、暑いところは苦手という条件や、どうしても関西(関東)の文化には馴染めないということも立派な場所選びの条件です。

 このように、場所によって左右される条件は様々ですが、それらの中で自分が優先することというものがあるのか、もしあれば、それは何か、さらには、どの程度の優先度なのかについて考えることになります。そして、それに合う場所(地域)を絞ることになります。ただ、多くの場合は、転勤などのケースを除いて今の生活圏の近傍で探すことが一般的であり、いずれにしても、日本全国が選択の対象ということはレアケースで、ある程度は絞り込まれているかと思います。しかし、そうであってもその地域(県や市)の中でどこが自分に最も合っているかということは考えなければなりません。

 次に、広さです。これは、建てたい家の規模、庭の広さ、車庫など、生活スタイルに合わせてほぼ必然的に決まってくると思います。そして、何よりも、予算という大きな条件がありますから、必ずしも希望通りとはいきません。場合によっては、広さを優先したいのであれば、場所の条件を譲るということも考えなければいけないでしょう。

 ただ、ここまでは現実的には予算の壁などでそれほど自由度が無いケースが多いのも事実です。

 次によく言われるのが、道路との位置関係です。一般的には、南面道路が好まれるケースが多いといえます。この理由は簡単で、南側に道路があれば、隣家との距離が確保されるので日当たりが良いからです。逆に北面道路は、南側が詰まることになるので日当たりに障害が出る可能性があるということです。特に、地域によって北側斜線規制がほとんど無いケースもあるので、そのような場合には特に日当たり問題が大きくなる可能性はあります。

 道路との関係で言えば、接道があります。よほどの田舎を除けば基本的には接道しているはずですが、接道していれば良いというわけではもちろんありません。京町屋のように細長ければ、いくら総面積は満足でも、車庫を作れない、アプローチの制限など出てきてしまいます。また、角地の場合も、出入りの時に曲がってくる車が見えにくく危険性は上がります。このように、日当たりなどの自然環境だけでなく、実際に生活した時の状況を想定する必要があります。また、余り薦められるものではありませんが、突き当たりなどの場合には、基本的にそこに来るのは自分たちとその関係者だけですから、路上駐車はさすがに不味いですが、ある程度は融通の利く状態を期待することができるかもしれません。

 土地選びでは、現在の状態だけでなく、土地の来歴も確認しておく方が良いでしょう。例えば、地元の図書館などに行けば古地図が閲覧できることがあります。場合によっては、役所で確認できることもあるでしょう。その土地が元々畑だったのか、田んぼだったのか、はたまた、池だったのかなどによって水はけや地盤強度も影響を受ける可能性があります。販売業者に確認することはもちろんですが、きちんとした資料を要求するなり、自分で確認するなりということはした方が良いでしょう。

 役所関連では、市や県などでは多くの場合、未来都市計画というものを持っています。もちろん、計画予定であり、確定していないことが多いのですが、それらは将来に対して影響を与えることがあります。例えば、道路計画で立ち退きという事態はほとんどないでしょうが、近くに幹線道路の計画がある、何かの大型施設の計画があるという場合には少なからず影響を受けることが考えられます。せっかく静かな郊外を選んだのに、便利になるとはいえ、大型車が頻繁に往来し、交通量も多い幹線道路が家の近くに出来てしまっては元も子もありません。10年後、20年後のことはもちろん分かりませんが、できる限りの情報を収集することは有効です。

 また、土地の形というのも重要です。家を建てることを中心に考えるならば方形が最も扱いやすく、多くの分譲地などもそのように区画されています。ただ、どうしても一部に台形などの異形の土地が生じてしまいます。しかし、そのような場合でも必ずしも薦められないわけではなく、家の計画とマッチしていれば、逆に他の区画に比べて割安であることも多いので、希望とマッチする場合は問題無いでしょう。ただし、三角形などの極端な異形ために割安だったからといって安易に選んでしまうと、家の方で設計が複雑になり、蓋を開ければ他の平均的な区画と同じだったということも珍しくないので、良く考える必要があります。

 このような土地そのものに関係する、言わばハード的な部分だけでなく、土地選びではソフト面も重要となってきます。分かりやすいのは、ご近所さんです。テレビでも裁判沙汰になっているケースなども報告されていますから良くご存知かと思います。新興住宅街で、これから家が建っていくという場合にはどうしようもない面もありますが、既存宅地の場合には事前の調査でトラブルを回避できることも少なくありません。

もちろん、当事者に当たってしまう可能性はあるので、変に近所に聞きまわることはできませんが、正直にこの土地を買おうとしている者ですが、この地域の住み心地はどうですか、と聞いてしまうのも一つの手です。近所関係だけでなく、思わぬ地域の情報を得ることができるかもしれません。その際には、購入候補地周辺だけでなく、その自治体の中で少し離れた家にも聞くと良いでしょう。あまりに近いと問題のある当事者というケースはもちろん、近すぎて迂闊な事が言えないという事情も生まれます。また、ゴミ捨て場や路上駐車など、モラルに関わる側面を見るのも効果的です。頻繁に路上駐車があったり、ゴミ捨て場が散らかっていたり、玄関先が荒れているような家が近いときは注意が必要かもしれません。

 また、地域によっては地域協定のようなものや、独自のルールを敷いているところもあります。それが理に適っていて、負担にならなければ良いのですが、場合によっては大きなストレスになる可能性があります。例えば、ゴミ捨て場の掃除当番があり、それが収集後すぐというようなルールの場合、共働きでは極めて厳しいルールになってしまいます。また、子供の送り迎えの当番、溝掃除などから、冠婚葬祭、会合などなど、あげればきりがありませんが、たとえ些細なことであっても日々続いていくとなった場合には大きな負担になることは少なくありません。これも、自治会などに問い合わせれば良いと思います。

 この他にも、もちろん、駅からの距離など通常言われている選択基準群は当然考える必要があります。そして、場合によっては地相や家相といったことも条件に入ってくるかもしれません。しかし、ここまで入ってくるともう全ての条件をたす土地を見つけ出すことは不可能に近いと言えるかもしれません。もちろん、全ての条件を満たす土地を探すという気持ちは大切ですが、そのハードルは極めて高いことも認識する必要はあります。そのためにも、自分の土地に対する条件は何なのか、そして、それに対する優先度を十分に考える必要があります。どうしても譲れない条件を妥協すれば将来に不満を残すだけです。かといって、本来は優先度の低い条件に引きずられれば機会を逃します。土地選びの最も重要なことは、そのバランスにあるのかもしれません。


どうぞ、お気軽にお問い合わせください。


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