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家の構造(釘を使わない木造軸組み伝統工法)


 ここでは、滅多に見ることができなくなってしまった、家の躯体に釘を使わない本物の木造軸組み伝統工法である、木組みを用いている家の建築風景を紹介します。近年は木造軸組み、在来工法と言ってもその中身は現代工法と表現されるべきものであり、日本古来の木造建築とは異なるものです。
 現代工法では、釘やネジなどを使って木と木をつなぎ合わせて家の構造躯体を作り上げていきます。しかし、この家では、釘は全く使用せずに、本物の木組み、継ぎ手と呼ばれる本物の大工のみが使いこなせる熟練の技で木と木をつなぎ合わせる技法が使われ、大きな松の梁が何本も交叉し、太い柱を中心に複雑な組み手が柱と梁をつなぎ合わせています。ホゾとホゾ穴、そして、込栓で組み上げていく工法です。

 こういう家の建て方もあるのだと参考になれば幸いです。

構造躯体

建て前と上棟

継ぎ手

 

構造躯体

構造躯体 梁


構造躯体 土台


構造躯体 柱 梁


構造躯体 小屋組み


構造躯体 組み手

 この工法では、釘を使わずに継ぎ手と込み栓で家の構造躯体が組み上げられているのが分かると思います。松の梁同士が交わる部分は、「渡り顎」とも呼ばれており、非常に強度を得ることができる組み方とされています。また、この家では完成後も木組みの多くを見せる内装にすることから、ほぼ全ての部材に丁寧にカンナがかけられ化粧仕上げになっているのが分かります。さらに、床組みも通常の垂木の根太ではなく、柱に使われるような木材が使われ、それを格組みに仕上げて強度を出しているのが確認できます。


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建て前と上棟

上棟


上棟


上棟


上棟


上棟


上棟


上棟


上棟


 釘やネジを使った組み上げではないために、部材同士がしっかりと緊結されていることから、多くの部材が予めある程度まで組み上げられてからクレーンで吊るされて運ばれているのが分かります。釘やネジでは揺れのために緩んでしまうのでこのようなことはできないでしょう。そして、多くの大工さんが「カケヤ」と呼ばれる大きな木槌を使ってタイミングを合わせて部材を組み合わせていく様子は最近ではほとんど見ない光景です。


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継ぎ手

伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手


伝統工法 継ぎ手

 非常に複雑な、まるでパズルのように細工された継ぎ手の部分を拡大してみました。一体どうやって加工したのか、どのように組み上げていくのかと頭をひねってしまうのですが、これらが強い強度を生み出すのです。しかし、残念なことにこのような家の建て方ができる伝統工法を受け継いだ大工さんはどんどん減っているのが現状です。



 

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