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風水と家相、その対策と対処法 (鬼門)


 鬼門が北東−南西軸にあり、一般に北東を表鬼門、南西を裏鬼門と呼びます。そして、この軸上に玄関や水周り、不浄なものなどを配置するのは家相的に凶であるというところまでは多くの方がご存知ではないでしょうか。しかし、よく考えると、玄関から不浄なものまでほとんど統一性がなく何を置いてもいけないとはいささか無茶苦茶な気がしないでしょうか。本当のところは、世間で言われているような何もかも良くないだけというようなデタラメなものではなく、きちんと理屈もあり、回避の方法もあるのです。

 ここで、原点に戻る意味でも鬼門の謂れについて紐解いてみましょう。鬼門が言われるようになった家相の起源が古代中国にあったことは先にも書きました。古代中国における北東とはどういう方角でしょうか。この方角は、北方騎馬民族を中心とした異民族、すなわち、侵略の脅威を感じる方角です。また、南西は偏西風の吹く方角です。中国大陸における偏西風は日本の比ではなく、まさに脅威になります。このように、中国における北東−南西軸はまさに凶なる方角だったのです。

 したがって、鬼門に玄関などの出入り口を配置するというのは、侵略者、風を招きいれることになってしまうために凶とされたのです。細かなことを言えば、個々の家では風はともかく侵略者については当てはまりそうもありませんが、城や国全体を対象として考えると北東は凶であり、それを個々の家にまで展開したことになります。そして、それがどんどん広がって神聖視されるようになり、水周りや不浄物も凶というようになっていったと考えられます。

 ただ、風の通り道に不浄(不衛生)なものを配置するのは、衛生環境の良くなかった時代では避けるべきでした。これは、今のような水洗トイレなどもありませんから、風に乗って細菌などが家の中に広がってしまうということによります。また、北東に水周り、特にお風呂場などを配置するというのは、できれば避けた方が良い場合もあります。北東は、日当たりも良くなく、多くのケースで開口部も少なくなることが多いので、水周りを配置すると湿気が抜けずに家の老朽化を早めてしまう可能性があります。また、日当たりも悪く隅であることから冬場は寒くなるケースが多く、ヒートショックの原因となることも考えられます。とは言うものの、現代では家の断熱性能も高くなってきており、湿気についても強制換気などの方法もあるので、適切な配慮をすればこれらの問題を解決することも十分に可能です。

 したがって、鬼門の教えの一部は現代においても通じる所があり、全く無視することはできませんが、技術の進歩を上手く活用することで解決することが可能であるということです。


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