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家づくりの基礎知識(工法)


 家の建て方には、その工法だけでも様々なものがあります。例えば、基本骨格で考えると、木造鉄筋RC造などがあります。また、木造住宅の中でも、伝統工法在来工法2x4工法などがあります。これらは、どれが良くてどれが良くないという考え方の対象ではなく、それぞれに長所や短所を持った個々の個性や特徴を有しています。大事なことは、施主の希望を実現するために、それぞれの特徴を十分に理解して最適な工法を選択するということが大事になります。

 では、それぞれの特長にはどんなものがあるでしょうか。ここで、すべてについて詳細に説明することは現実的に難しいので、代表的な工法について特徴の概略を解説したいと思います。


木造軸組み工法
構造 プランニング その他
 木材の柱と梁を主骨格として組み合わせることで構造躯体を構成する。在来工法とも呼ばれる。従来は、継ぎ手部分などを現場で加工していたために、バラつきや工期の問題があったが、プレカッ トなどの導入によって均一化されてきている。
 軸組みの部分も従来は継ぎ手や仕口の加工によってその強度をあげていたが、現在は金物による補強が主流となっている。ただし、軸組みとはいうものの、現在は耐力壁の配置などによる補強が義務付けられている。
 柱や梁の位置は比較的自由に決められることから、自由度は高いといえる。また、開口部も取りやすく、大きくすることも難しくない。さらに、耐力壁ではない壁 は、構造上重要な位置を占めないため、窓や扉等の開口部を拡大したり増設したりするような大規模なリフォームがしやすいというメリットもある。しかし、構造的なことを全く考えないで、耐力壁を次々に撤去していくような悪質なリフォームには注意する必要がある。  プレカットなども導入されてはいるが、他の工法に比べると現場作業が多いことから、職人の施工技術によって品質が左右される可能性がある。
 工期は、通常半年から1年程度であることが多いが、家の大きさやプレカットの有無などによって大きく左右される。

 
鉄骨系工法
構造 プランニング その他
 木材の代わりに鉄骨の柱と梁を主骨格として組み合わせることで構造躯体を構成する(ラーメン構造)。用いる鉄骨の種類(厚さ)によって、軽量鉄骨(厚さ4mm以下)、重量鉄骨(厚さ4mm以上)に分かれる。
 一般には、木造に比べて強度が高く、耐久性、耐火性でも勝ると言われるが、実用上は木造も十分な強度や耐久性などを持っており、コスト面を考えると必ずしも全てにおいて鉄骨系工法が勝っているとはいえない。鉄骨も一度火事なれば燃えないというだけで強度は低下する。
 同じ太さであれば、鉄骨の方が強度が高いことから、長いスパンを取ることができ、大開口や大空間を比較的造りやすいことが多い。一般的には、プラン自由度は木造に比べると高いとされている。
 また、3階建て以上の建物にも容易に対応できるので、その点でも希望と合えば良い選択肢になるかもしれない。ただし、ユニット工法の場合は既定ユニットで構成できるプランに制限される。
 どうしても、木造に比べるとコストが割高になってしまう傾向にあることから、予算とプランのバランスが重要になってくる。
 工期は、工場化されている部分も多いので、木造に比べると若干短い傾向にあると言われている。特に、工場でほとんどの部分を完成するユニット工法の場合には3ヶ月以下も可能である。
 ランニングコストとの面では、火災保険や地震保険の料率が低く抑えられている。

 
壁(パネル)式工法
構造 プランニング その他
 通常の木造や鉄骨構造が柱と梁から構成される軸組みによって構造躯体を構成するのに対して、パネルとも呼ばれる壁によって家の基本構造を構成する工法。この工法でも、もちろん柱などに相当するものはあるが、それらは基本的に家の強度を保つためのものではなく、あくまでも壁によって家を構成する。2x4工法や木質パネル工法などが代表的なものである。  家の壁全体で構造躯体を構成することから、大開口が取りづらいなどの制約を受けることがある。ただし、柱や梁が少ないことからフラットな内装を作りやすいという利点もあります。  大部分が工場で製造されることから、バラつきが少なく、工期も短く済むことが多いとされている。また、現場作業もマニュアル化しやすいので、コスト低減にも効果的な工法と言われている。
 家全体を壁で覆うことになるので、高断熱、高気密に適しているとも言われるが、施工技術に左右される部分もあり、日本の高温多湿の風土とのマッチングなども懸念されることがある。

 ここでは、家造りの代表的な工法についてのみ簡単に触れていますが、この他にもさまざまなものがあり、より細分化されています。ただし、施工者の営業上の思惑でほぼ同じものであるにも関わらず、あたかも異なるものであり、より高性能であるかのように錯覚させるような表現がされていることもあるので注意が必要な場合があります。


どうぞ、お気軽にお問い合わせください。


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